ドラゴンモデルズ製1/6アメリカ海兵隊USMCヤージー暗号通信兵

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ドラゴンモデルズ製、2002年公開の映画WINDTALKERSからコード・トーカー(暗号通信兵)ベン・ヤージーのフィギュアです。ニコラス・ケージ主演の1944年太平洋戦争末期のサイパン島を舞台にした戦争映画です。ケージ演じる海兵隊第2通信部隊ジョー・エンダーズ伍長がアダム・ビーチ演じるナバホ族出身の暗号通信兵ヤージーとペアを組んで彼を護衛し戦場のあらゆる危険から身の安全を死守する任務を与えられるのですが軍部の真の目的は暗号の秘密の死守でありそのためには如何なる犠牲も辞さないと言う極秘命令も含まれていました(コード・トーカーが敵の捕虜になりそうな場合には射殺する)。実話に基づいて映画化された(日本兵が敵キャラなので複雑な気持ちになりますが)ジョン・ウー監督渾身の戦争大作です。当時の暗号通信は暗号機器を介して情報の伝達を行わなければならず複雑な暗号ほど作成や翻訳に時間を要したため迅速さが要求される戦場では比較的簡易な暗号を使用する事が常套化していました。しかし解読速度を重視して暗号強度を下げると敵に傍受された際にも簡単に解読される危険性が有ると言う欠点が常に伴いました。米国はその対策として第一次世界大戦からアメリカ・インディアンの部族を通信兵として従軍させました。太平洋戦争中はナバホ族が暗号兵として採用されサイパン島、グアム島、硫黄島そして沖縄戦に従軍しました。彼等の言語は文法が複雑な上に発音も特殊で幼少期からその言語環境で育った者以外には習得及び解読が極めて困難で、しかも独自の文字を持たずその言語で記された資料も文献も存在しておらず部外者が研究する事さえ困難だったためナバホ語を用いた暗号文は終戦まで一度も日本サイドに解読された事例は有りませんでした。映画の公開に併せて2002年に発売されたフィギュアは暗号通信兵ベン・ヤージーを演じたアダム・ビーチの特徴を良く捉えています。緑がかったM1943後期型USMCユニフォームを着用、暗号通信用無線機(と言っても中身は黒いプラスチック製の四角い箱で特に細かいディテールが無いのが残念ですが…)は勿論の事、M1918A1自動拳銃、M1カービン小銃も同梱されており申し分無いフィギュアとなっています。コンディションは箱に細かい擦りキズ等ありますがフィギュア本体は新品未使用品です。ご興味がお有りの方、宜しくお願い致します。